萬福寺 in 宇治♪
宇治は黄檗(おうばく)の「萬福寺」に誘われて、中国色帯びた広い広い空間を遊ぶ。
文化の融合とは、ほんに面白い。
日本は、長い間鎖国によって異文化に晒されることなく独自色を保ったけれども、近隣諸国とは否応なく混ざりあうこととなった。
日韓中の違いを、西洋の人たちは区別し難いだろうけれど、当人たちには出来る。
言語や、頬骨の位置、ファッションや行動の微妙な違いは、互いを刺激するし、けん制もしあう。
中国の僧、穏元禅師が徳川4代将軍の命を得て建立された萬福寺。
色彩の鮮やかさ、文字の大らかさ、柱の柔らかい線のどれもこれもが、おもしろい。
「違い」「似通う」事の愉しさをわたしは大好きだ。
人と人とも元々は全く違った価値観や感覚をもって生きているわけだが、共に過ごすことで、
だんだん溶け合って、豊潤な関係に育っていく。
美しいもの、美味しいものがこの世には沢山あるけれども、私はやはり、人とのつながりが一番大切。
難しい事など無い、どれだけ沢山の笑顔を与えあい、情を交わせるか。
一日や二日ではそれは培えず、何年も何年もかかって育て上げるもの。
互いの生き方に影響を及ぼし合えるのは何よりの喜び。
その上で、容姿や感性や匂いや思考までがしっくりくると、もう離れられなくなる。
「肌が合う」とはよく言ったもので、まさにそうなんである。
五感の、隅々までが響き合う瞬間を愛おしく思う。
絡み合う感情の襞や、舌先の甘美な震えは、愛し合うもの同士しか知りえないデリケートな領域。
生まれてきて良かったなと感じる瞬間が沢山あれば、世の中や周りの人たちに何のわだかまりもなく、清々しく過ごせるというもの。
貪欲に甘美な世界を追求していけばよいのだ。
そこに寂しさなど無いのだから。
恐れも、羨みも、恨みも何も無く、
ただ、甘美であればよい。
大切な人とは、美しいものが沢山あり、互いに向き合って、見つめ合え、感じあえるプライベートソーンに身を置く。
このまま時間が止まってしまえば良いのに・・・。
ときに、永遠の命が欲しいと思う。
ときにもう、いつ死んでもいいわとも思う。
by kaori40712007
| 2013-03-15 23:35
| 神社仏閣・仏像
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Comments(2)
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twinkle-keko at 2013-03-16 22:15
むか~しむかし、当時ちょっとだけ付き合っていた殿方に連れられて
ここに行った覚えがあります(笑)
マダムのお写真を拝見して思い出しました!
確か普茶料理をいただけるのではなかったかと記憶しております。
あの殿方は今頃どうしていらっしゃるのやら・・・(爆
ここに行った覚えがあります(笑)
マダムのお写真を拝見して思い出しました!
確か普茶料理をいただけるのではなかったかと記憶しております。
あの殿方は今頃どうしていらっしゃるのやら・・・(爆
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kaori40712007 at 2013-03-17 09:24
keko様♪
おはようございます。コメントありがとうございます。
門前で、普茶料理の予約を入れるのですよね。時間に追われるのが嫌で今回は頂きませんでした。なんせ広いお寺で三時間ほどかけて楽しみましたよ(笑)。お坊さんがお清めに使うお香の粉がとてもいい匂いで売店で買い求めました。keko様の想い出の殿方、お元気で御活躍だとイイですね。一つ言える事は、その方は今も時々はkeko様の事をハートのひきだしを開けては思い出しておられるということです。後にも先にも貴女様の様な素敵方は二度とは現れないでしょうから。惜しい事しましたね、その殿方(笑)♪
おはようございます。コメントありがとうございます。
門前で、普茶料理の予約を入れるのですよね。時間に追われるのが嫌で今回は頂きませんでした。なんせ広いお寺で三時間ほどかけて楽しみましたよ(笑)。お坊さんがお清めに使うお香の粉がとてもいい匂いで売店で買い求めました。keko様の想い出の殿方、お元気で御活躍だとイイですね。一つ言える事は、その方は今も時々はkeko様の事をハートのひきだしを開けては思い出しておられるということです。後にも先にも貴女様の様な素敵方は二度とは現れないでしょうから。惜しい事しましたね、その殿方(笑)♪