人気ブログランキング | 話題のタグを見る

マダムSadayacco.com

eddiekaori.exblog.jp ブログトップ

携帯電話とゲームの弊害♪

それにしてもなんだな。最近は子どもが集まれば、ゲームをしたり携帯をいじっていたりして、顔を突き合わせて遊びに夢中になる光景を観ることが少なくなった。塾や習い事に忙しく、まずメンツが揃わないし、細切れの時間つぶしにはゲームや携帯はもってこいなのかもしれない。ゲームが普及する以前は、遊び相手がいなければ、出かけていって「〇〇チャン、遊びましょう~♪」と、誘いかけたものだし、する事がなければ、読書したり、ぼ~っと何か考えたものである。ミカンの葉っぱの裏のイモムシを眺めたり、野の花を摘んで編んで見たり、草笛を吹いて口を腫らしたり、そこには太陽や土、草の匂いがいつも隣にあった。でこぼこ道をこければ膝頭に血が滲み、なめれば鉄棒を握った手と同じ味がした。

空き地や公園には大抵子どもがいて、メンコに缶けり、おままごと、コマ回しにかくれんぼ、ゴムとびにあやとり、キャッチボールや野球など、心身ともに、十二分に興奮して遊んだものだ。ケンカしたり、ズルをする子がいたりして、世の中って大変なんだと、弱肉強食の自然の摂理を漠然と思い知ったりもした。この感覚、この時に培った人間関係が社会に出てからいかに役に立つか、子ども時代のわたくしは知る由もなく、ただただ日が暮れるまで友達と外で遊んだ。その頃うちは貧乏で、その日食べるものにも困っていて、習い事も塾も行けなかったので、たっぷり自分の時間があった。貧乏も、なかなか良いものである。

就職活動に失敗して自殺する若者がいるとか。受験に失敗してノイローゼになる親子がいるとか。
まるで、負けたゲームをリセットするかのような行動だな。携帯電話やゲームのディスプレイばかり見ていると、視野が極端に狭まっていくのだと思う。一見失敗にみえるその状況も見方によっては、まったく違った様相を呈し、ひょっとしたら誤った道に進む事を回避できているかもしれないのに、勿体ないことこの上ない。どうせ死ぬのだったら、思いっきり好きなことしてからにすればいいのに。わたくしだったら、何も持たずに旅に出て、力尽きた所で息絶える。醜い屍を人目にさらすのはハタ迷惑だから、樹海か、引潮に乗って海の藻屑と消えたい。だいたい人間なんて大自然の中のちっぽけな一存在にしか過ぎないのだから、大仰に構えてどうのこうのではなく、生かされていることに感謝して、あれこれ先を想い悩まず謙虚に生きればいいのだ。

小さい頃から友達に揉まれながら、遊び呆けているうちに、生き物として自分がどれほどの者か知っている人は強いと思うな。身の程を知っているというかね、自らの人間力を知った上で、淡々と生きていれば、良い事はいっぱいあると思うのよね。「我が我が!」ではなく、宇宙の一員である我で良いのにね。


対人関係が生活に占める重要性を鑑みれば、人ときちんと向き合って、相手との距離や空気を読める人間に育てておかないと、非常に苦渋に満ちた生活を我が子に強いることになると思うので、わたくしは、子供に携帯電話をもたせないし、ゲームもさせない。少なくとも我が家では。

じっくり物事を考える時間はとても必要だ。そういう姿勢で生きていれば、そういう人に恵まれて、娘たちは結構楽しそうに学校に出かけていくし、携帯もゲームも持たず、TVもろくに見せてないけど、友達に恵まれている。ここまでくるに、「ゲームさせろ!させない!」「携帯持たせろ!持たせない!」のバトルを何度となく繰り広げたが、粘り勝って良かったと思っている。
by kaori40712007 | 2012-05-10 09:27 | 育児・教育 | Comments(0)
line

楽しい日々♪


by マダムSadayacco
line
クリエイティビティを刺激するポータル homepage.excite