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モニュメントバレー♪



アメリカはユタ州からアリゾナ州にまたがる「モニュメントバレー」にやってきました。


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(US 163 on a sunny day, approaching Monument Pass♪)

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十年前にここを訪れた時は、ネイティブアメリカンのオジサンただ一人と出逢っただけで、後は、馬とすれ違う程度、治安は大丈夫なのかしらとちょっと怖いくらい泰然としていました。それがまた何ともいえず刺激的で、大地のエネルギーを実感したものです。

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あたり一面を赤土に覆われ、悠久の時を経て風によって削られた大地の造形美にただただ圧倒されるばかりでした。
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が、今回訪れたらば、人々がいっぱい・・・。そして、ビジターセンターなるものが出来ていて、この美しい自然をお金を払った者だけに見せてやる、みたいな感じになっていました。

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いや、もちろんいいのだけれど・・・、ここまで来る道路だって、安全だって、ガバメントのお陰で確保できてたのだしね。でも。どうしてもね、以前来た時のワイルドな感じとあまりにも大きくかけ離れてしまってたので、入りませんでした。ドキドキしながら大地の間をくぐり抜けたあの感覚を大切に残しておきたかったからかもしれません。

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あ~あ、道路が舗装されちゃってるし・・・悲惨。

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ネイティブの人たちのコミュニティーには入って行きましたよ。
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五年前に、この市場も、病院も学校も立派なものに変わったらしいです。それをどう思っているのと尋ねたら、全て決まっている事だからと受け入れているようです。彼らの笑顔は本当に暖かい。近代化されても、彼らの間に流れている時間はゆったりとして包容力に長けこちらを幸せな気持ちにさせます。
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娘たちは、ヒツジと戯れる方がいいとビジターセンターを拒否しました。このへんの感覚の同じさが、わたくしたち親子のきずなだと思うのです。車はさらに西へ走り、「グランドキャニオン」へ向かいます。地形がまた変化していきます。
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「お母さん、わたし、原始時代に生まれたかった。一日中食べ物探して走り回ってたと思うわ。石とか削って槍作ったりしてね、楽しかったと思う。」
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by kaori40712007 | 2012-01-27 21:03 | | Comments(2)

生きるという事♪



大切な大切な友たちは、人一倍才能に溢れ、人一倍エネルギーがいっぱいで、オーラも突出していて、おそらくは、雑踏の中にいてもキラキラとして、「そこにいる!」とすぐ分かる魅力的な人たちが多い。「神に選ばれし者」という言葉を使って良いものなら、まさにそういう人たちなのだ。

多感な時期に出会って以来、親しくして来て、嬉しい事も哀しい事も分かち合って成長してきたと思う。その人生は実に波乱万丈で、強運の持ち主ゆえ、厳しい境遇に立たされることもしばしば。皆、強いので自分の事となると何でもないわと平気!弱音なんか滅多に吐かないし、逆境にいる時ほど活き活きとして見える。人の事を決して悪く言わないし、いたって謙虚で自慢話もしない。

こんな人たちなものだから、神様は多いに甘えて、この人たちに多くの仕事を与えるわけだ。自分の子どもの健康に色々あるというのは母親にとって、何よりも辛いことであるけれども、それを神様は、「貴女にしかこの子は託せないからお願いね。」とお預けになるのだろう。

30年来の親友の息子は、筋ジストロフィーである。6歳に発症したとき、医者は、「12歳まで生きられたらいい方だ。」と宣告した、旧家に嫁いだ彼女は、この病気は母親の遺伝子に関係ある事を知り、息子を連れて実家に帰ろうとした。嫁ぎ先の義父母は「そうしてくれ。」と言ったそうだが、それまでさほど夫婦仲が良かったわけでもないのに、夫が「後とりを産んでもらおうと思って君と結婚したわけではない。今力を合わせないでどうするのか。」と立ちあがったそうだ。一時は息子と心中も考えた彼女は、この時に一番欲しいものを手にしたのだろうな。一日、一日を家族で過ごせる幸せを噛みしめながら歩きはじめた。

病理検査では、立っているのが不思議だという数値が出ているにもかかわらず、12歳はおろか中学生を自力歩行で過ごした息子さん。その道のりは大変だったが「普通に暮らしたい!」という信念を貫き通した。転倒を恐れ、学校や教育委員会は特殊学級への転入を進めたが、彼女は、断固としてこれに抗議し、勉学に支障を来さないうちは、普通学級で学ばせてくれと闘った。体育の授業は彼女が全てサポートした。修学旅行も介助につき添った。高校は、彼女の教育に感銘を受け、いよいよ車いすを使用し始めた息子さんのために校舎前にスロープを設置してくれた。ひたむきに生きる息子さんに、周りが放っておかないように変化していった。荷物を持ってくれる友達、出来る範囲で手助けしてくれる友達が増えて行った。実は周りはヘルプしているのではなく、息子さんから多くを学んだに違いない。医者が、匙を投げた病気に負けず、今彼は、大学受験に挑んでいる。世の人の力になりたいという目標を掲げて前進している。笑顔がとびきりに素敵で、キラキラした瞳の青年の夢がかなうように祈っている。

親友は、美貌も美意識も半端ではなく、大手企業に勤務していた独身時代、西日本の美人代表とまで言わしめた美女。おそらくは、日々の暮らしに無理もしているだろうけれど、全くやつれていないのだ。それどころか、以前よりさらに磨きがかかって妖艶で、会うたびに女惚れしてしまう。何か困ったことが起こると何を置いても飛んで来てくれるのはいつも彼女だ。敬虔な仏教徒で、毎年新年の寒修行に誘ってくれる。今年もその時期がやって来た。無宗教だが、この時ばかりは心を空にして、彼女が学んでいる宗教の教えを吸収する。

「人の人生は、どれだけの物を手にしたかではなく、どれだけのものを周りに与えられたかで、その豊かさが決まる。」

彼女の生き方そのものだな。
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by kaori40712007 | 2012-01-23 21:53 | | Comments(2)

アメリカ南西部を走る♪



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コロラド州のメサベルデを後にして、ユタ、アリゾナ州にまたがる”モニュメントバレー”へ向かう。走行距離は約600Km、ほとんど夫の運転、代わろうかって言うのに下手くそなわたくしの運転では余計に疲れるのだそうな。あっそう、御苦労さま~。♪
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安宿でも、建物内にプールがあったり、簡単な朝食が付いているのは嬉しい。見知らぬ旅人同士が笑顔で共に朝食を採るのは愉しい。

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これから道中はどんどん赤土になる。西部劇の舞台が待っていると思うとウキウキし早起きして車に飛び乗る。なのに・・・、道路工事中で数十分足止めを食う。

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皆さんすごいのよ。全くイライラしたりせずに静かに列をなしてお待ちになってる。路肩通してほしいなと思いまがらもストレッチなんかをして時間をつぶす。

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道中、先住民の方達の簡素な家がチラホラ見える。

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広くて広くて、行けども行けども土と岩の連続。

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人間とあうより牛や馬とあう方が多く・・・。

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「車とめて!」と娘たちは下車して動物たちと語り合っていた。

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言葉の通じないもの同士の間に流れるものをわたくしは好きだ。

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異文化の人と向き合うのは動物のそれとは違うが少し似ているものがある。

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言葉で武装せず、体から出る周波数の様なもので向き合う感じがなんとも自由で良い。


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土の色がだんだん変化している。風の匂いも大地のエネルギーも変わっていくのを感じる。

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2億7千万年位前の地層が現われたものが風化・浸食によって形成されたといわれている。

赤いのは鉄分だそうな。

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古くから先住民ナバホ族居住地域で、居留地となった現在では、その一部はナバホ族管轄のもと一般に開放する形で公開されており、ナバホ族の聖地とも呼ばれているここ、モニュメントバレー、数々の映画の舞台ともなった。『駅馬車』や『捜索者』などジョン・ウェイン主演・西部劇のほか、『2001年宇宙の旅』 『アイガー・サンクション』 、『超音速攻撃ヘリ エアーウルフ』 『冒険野郎マクガイバー』 『バック・トゥ・ザ・フューチャー PART3』 『フォレスト・ガンプ/一期一会』 『イージー・ライダー』 『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』 『テルマ&ルイーズ』 などなど・・・、映画好きにはたまりません、やってきましたモニュメントバレー♪。

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by kaori40712007 | 2012-01-22 11:51 | | Comments(0)

メサベルデ博物館



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母なる大地よ、父なる川よ、大いなる夢を風に孕んでターコイズブルーは切ないまでに輝き続ける。


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アメリカコロラド州の、Mesa Verde(メサベルデ)国立公園への道中、93歳のおばあさんが、美しく輝いて

いたので、撮影させていただきました。日に焼けたイエロースキンにはこの青が最も映えるのですね。

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昨年10月24日にご紹介したこの国立公園http://eddiekaori.exblog.jp/16077607は1400年前標高2000メートルの断崖を切り崩して先住民がつくったもの。カメラを落としてデータが無くなったけれど親切な方に届けていただいたのでこうしてアップできます。
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公園内にあるメサベルデ博物館は太っ腹。写真撮影OKなんです。

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本日は、先住民の美しいアートをお楽しみください。

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白人たちよ、出来る事なら、この人たちの自由や文化を力に任せて奪わないでほしかった。

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手厚い生活保護で過去の過ちの許しを乞うたと思っているが、それは大きな誤りです。

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彼らの生活は決して保護されてはいないですぞ。アル中罹患率の高さはすごいですよ。

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まだ、大地に根をおろしている人たちの顔は穏やかではあるが、大都会の先住民たちの中には、へべれけで路上生活をしている人たちも多くいるのです。


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自由や尊厳を奪われると人間は生きる力を亡くすのです。光や水を失った花のように萎れてしますのです。

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政府に抵抗し、都会に住まず、今もなお荒野にて、バラック建ての生活をしている人達の想いは、いかほどかと思います。

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戦いを好まず、自然と共存し、運命に身を任せる人たちの自由を奪った罪深さをもっと自覚すべきだと、北米の旅をするたびに感じます。


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by kaori40712007 | 2012-01-17 20:59 | | Comments(4)

東大寺 奈良の大仏♪




奈良東大寺のこの静けさ・・・、仏像と対峙するには最高です。

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東大寺ミュージアムとの共通入場券800円は、なんとも太っ腹♪

写真撮影自由というのも太っ腹。

ゲートのおじさまたちもフレンドリーだし、鹿も可愛らしい。だから奈良は好きよん♪

こんにちは、大仏さん♪

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悟りを開いたお方のこの表情から学ぶ事はたくさんあります。

泰然と構え、ま正面をスウッと見つめ、唇には慈愛を秘めて、責めもせず期待もせず、ただ全てを受け入れて

いるような大らかな雰囲気のなんと神々しいことでしょう。タイやインドなどの仏教国ではこういう感じの人々と

多く出会うのですけれどね。(笑)



大仏殿にしろ、大仏を中心とし、その他左右に配置されている仏像にしろ、そのシンメトリーな美しさに、人々

は「バランスのとれている事」の大切さを学ぶのでしょう。日本が世界に誇る国宝の数々の前を、大仏殿を時

計回りに歩くと「気」が浄化され、モリモリ元気になって行きます。


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こんな素敵な仏像を作り上げてくれた先人たちに感謝し、大人も子供も楽しんでこれらを拝観する。一際目立

ったのが、小さな小さな子どもたちが、嬉々としてこの空間を走り回っていたことです。良い空気が流れている

と、人々は気持ち良くなるものですから、皆笑顔で居るのです。

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そう、ここ数年、「バランスのとれている事」の気持ちよさを感じています。二十代三十代は、がむしゃらに「頑

張ります♪」と、張り切るのが大好きで、人の何倍も勉強し、働き、遊びもしました。お金もお洒落もご馳走も大

好きで、思いっきり破天荒で、派手でしたが、今ではすっかり落ち着きました。落ち着いたというより、この大仏

殿の様に、自らのあり様にバランスがとれてきたのでしょう。



家庭を持つというのは自分の意思で人間関係の基盤を作る様なもの。独り身の気楽さは一輪車、結婚し、二

輪車になり、エンジンも大きくなり、ハイスピードで遠くまで進めるようになる。血肉を分けた子どもが誕生し、

車はとても賑やかに。いつの間にか人格が逞しくなった子どもたちはしっかりと四輪の車の一員となり、強い

雨風にも打ち勝って更に遠くまで走れるようになると言った感じでしょうか。建物に例えるなら、柱が増えて、頑

丈になって行く感じです。家族は手枷足枷などには決してならないのだと、19年の結婚生活から確信できま

す。家族を通して出会えたかけがえのない人間関係もです。独りでは到底これだけ素晴らしい人との出会い

は不可能だったでしょう。



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健康な身体を維持するにもバランスが必要です。姿勢が悪いと、体の全ての機能が低下し、健康で居られな

いのと同じで、精神もシャンとしている事はとても大切な事なのでしょう。40歳までは、心身ともにアンバラン

スで、頑張っている割に満たされず、いつもしんどかったのです。毎日適度の運動と、十分な睡眠と栄養のバ

ランスのとれた食事を摂り、書物を楽しみ、素敵な人々と交流する。そうしていると、小さな風邪ひとつひかなく

なりました。調子が良いと笑顔も絶えず物事のとらえようも健全なので、全てのことが順調に回り出しました。

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運動一つにしても、同じものばかりをすると体を痛めるのです。サイクリングにジョギングに水泳にダンス、そし

てその前後には十二分なストレッチを施し筋肉に十二分に酸素を送ってやる事。これを心がけてから体調が

すこぶる良い!故障も無くなりました。以前はナイトスポットばかりに精出すアーバンライフでしたが、今で

は、野山に接する事も多くなりました。両者を楽しむことで、刺激は倍増するのです。ものには光と影、陰と陽

があるように、心の中にある闇や、社会の不条理についても、正直から向き合えば良いと思えるようになりまし

た。誤魔化したり見ないようにしていると結局は、自分自身を蝕ませて行くことになるのでしょう。毛嫌いする必

要など無い、それもこれもこの世だし、自分なのだと受け入れられてこそ大人なのでしょう。

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人の世のいろいろをバランスよく吸収し、こんなお顔になれる日が来ればいいなと憧れています。




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by kaori40712007 | 2012-01-17 10:44 | 神社仏閣・仏像 | Comments(0)

「平城!」 美しい東大寺ミュージアム♪


(連れが、奈良を歩く間、ジミ・ヘンドリックスの、”Hey Joe♪”を、口ずさんでいたので、関係ないけどアップ。笑)

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先週末、奈良は日差しも風もやわらかく、気持ちよく散策できました。

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いつ来ても奈良はのどかでいいです、人が少なくて鹿の方だ多いくらいです(笑)。

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今回の目的は昨年秋オープンした「東大寺ミュージアム」を訪れる事。東大寺南大門をくぐり抜けた西側にスッキリした外観のミュージアムが完成しました。

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とにかく素晴らしかったのです。以前から奈良の博物館や美術館の内装の貧弱さにはがっかりしていましたが今回のは違います。適度なスペースに、展示物を美しく輝かせる照明、そして、白壁に朱塗りの柱やや緑の格子がバランスよく施され、観る者の背筋もシャンと伸びるような美しさでしたよ。まるで奈良時代にタイムスリップしたようです。

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黄金に光る「誕生釈迦仏立像」の可愛らしさには思わず微笑んでしまいました。まるでステージ上に、スポットライトを浴びているように輝いていましたよ。法華堂(三月堂)の本尊である「不空羂索観音菩薩像」は一際大きく中央に存在しており、こんなに美しいものを人間が作り出したとは到底思えず、きっと神様かなんかが人の手を通してこの美しさを世に送り出したのだろうなどと勝手な事を考えてしまいました。その両脇を固める「日光・月光両菩薩像」のお顔の柔和な事はこの上もなく、こんな笑顔で微笑みたいものだわと真似てみたりしました。無理だけど(笑)。

展示物の数が少ないのには、物足りなさを感じましたが、一つ一つの美術品が、それを補うに十分な質の高さだったと思います。

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図録もその他の解説も何も見ない方が、それそのものの美や力を体で感じることが出来ます。悠久の時を経てもなお輝き続ける美術品の数々に包まれる事のなんと喜ばしいことでしょう。本当に美しいものには説明など何も必要ない、唯そこにいて綺麗なのだからイイのです。
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by kaori40712007 | 2012-01-15 11:32 | art | Comments(4)

アメリカインディアンの教え♪

先住民族文化の素晴らしさに初めて触れたのは、小学生の頃、北海道を旅し、アイヌ部落で過ごしたとき。なんともいえぬ懐かしさの様なものを感じ、ここは自分のルーツだと思ったものだ。悪戯にカットを施さぬワイルドな毛髪やひげ、動植物を駆使した衣装や住居、荒削りな美術工芸品や音楽。体の芯まで温まる郷土料理。どれもこれも身にしっくりしたのを昨日の事のように思い出す。

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(当時2歳の次女の手をひき北極ハドソン湾沿いの町チャーチルへ向かう。『クマのプーさん』の発祥地ウィニペグ空港)

北極圏を旅したときに出逢ったイヌイットの人たち、チャーチルという人口800人の町に住む人たちが生活の往来に使用するプロペラ機で、イヌイットの赤ちゃんを抱かせてもらった事がある。母親が、化粧室を利用する間抱いていてくれと託してくれた赤ちゃんはずっしりと重く、エネルギ―に満ち満ちていた。嬉しいほどに融け合った瞬間を今でも忘れられない。この小さな町には子だくさんの家が多く、家族の仲がとても良かった。トロトロ煮込んだトナカイのシチューは体中を暖かくさせてくれ、コーンブレッドの素朴さが舌に残っている。穏やかで優しい笑顔は最高の想い出。ツンドラの平原を犬ぞりで駆けるときは、クマの毛皮を体中に巻き付けて乗った。化繊では防寒に限界があるのだ。人間の力なんて所詮しれているね。

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アメリカインディアンにしても、オーストラリアのアボリジニ文化にしても、同じような感動を与えてくれるので、形は違えど、どれもとても魅力的だと思う。自然と同化し、土に根ざし、争いを好まず、運命に身を任せる潔さ、謙虚さをとても好きだ。後からやってきた白人たちが隅へ隅へと彼らを追いやる事をしなければ、地球の温暖化も犯罪率の高さも、数ある精神疾患も無かったかもと思う。もちろん自らの生活が文明の恩恵を受け、非常に心地よいものになっている事には感謝しているが、先住民の教えを、もっともっと尊重すべき時が来ていると思う。

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わたくしは「アメリカンインディアンの教え」を、我が子の教育に導入してきた。裸足で遊ばせ、太陽の下で日が暮れるまで過ごし、手を使っての料理を教え込んだ。おもちゃは材料を探してきて作らせれば何時間でも遊んでいた。出来あがったおもちゃなんかを与えてしまったら、時間を持て余し、テレビやゲームに依存してしまう。我が子やその周りの子どもたちを、商業主義の渦に巻き込ませるのは絶対に嫌だ。娘たちの発育は、自分の力で欲するものを探し出し、作り出し、達成感を覚える日々の連続だったと思う。五感を研ぎ澄ませていれば、瑞々しく魅力的な女性に成長してくれると信じて疑わない。自分で言うのはなんだが、育児ノイローゼや親子の不和などまったくなく、非常に「楽」な子育てを楽しむことが出来ていると思う。離れ小島に漂流しても独り逞しく生き延びられるような、そんな人に成長してくれれば、わたくしの親としての役目は終わると思っている。配偶者との関係もそうだ。親戚も友人関係においてもだ。争わず、自然の流れに身を任せ、自分の持てる力を出し惜しみせず愉しく暮らせれば、快いはず。今日は何をしようかしらとワクワクしながら目覚めるようになったのは、先住民の教えを知ってからだ。
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by kaori40712007 | 2012-01-11 23:20 | | Comments(0)

お正月♪

皆さま、新年明けましておめでとうございます。お正月、いかがお過ごしでしたか?食べすぎで、太っちゃったよと言う方もいらっしゃるでしょう。あ・・・わたくしだけでしょうか?(笑)。ジムがクローズしている間、毎朝30分のジョギングとストレッチ、朝風呂とリンパマッサージを楽しんでいましたが、そんなものでは追いつかないほどの暴飲暴食をしてしまいました。毎年の事だけど情けない。ダンテの『神曲』に唱えられている「七つの大罪」の一つ、「大食」の罪を、新年早々犯してしまいました(笑)。

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(奈良 秋篠寺)

今朝、七草粥を頂きました。重いお腹がさらっとした様な感じがしますね。日本の食文化に感服です。しかし、これにもあまったお餅を入れるのだからどうにもなりません。どうして食べ物がこんなに美味しいのでしょう!困ってしまいます。

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(奈良 秋篠寺本堂)

仕事や学校が休みの家族と、リビングでずっと一緒のお正月、たくさんいろんな話をしのんびり過ごしました。母や義母の心づくしのお正月料理に舌鼓を打つ幸せ、周りの人々が皆健康でいる事の幸せを実感しました。なかでも嬉しかったのは、シンガポールから一時帰国している親友が、忙しい合間を縫って訪ねて来てくれたこと。彼女の暮らしはブログで垣間見る事は出来るけれど、何と言っても"face to face"はイイ。彼女の笑顔は天下一品で、全身から放たれる優しいオーラは、何よりのお年玉でした。http://goodlaugh2525.blogspot.com/

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(奈良 秋篠寺 伎芸天)

家庭を持ち家族や親族が増え、失う身内があっても新たな命が誕生したり、かけがえのない友がいて、正月を過ごせる事がありがたい。他に何も要りませんね。家庭を持つという事は、大地にしっかり根を張り、雨風寒さにも打ち勝って、年々その幹を太くして行く「樹」ようなもの。枝を広げ葉を茂らせ、その葉は、人の情けを太陽の光の様に浴び幹を太くする。散っていく葉は大切な身内や友、けれどその葉は樹下に落ち土に帰って栄養となる。そして、再び幹に吸い上げられ、たくさんの実を成らせていくのでしょう。「実」とは、まさに財産である「人との関係」です。この「実」の美味しさを知っているのは、大切に日々を重ねていった者だけなのでしょう。

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(奈良 秋篠寺 本尊薬師如来)

人は誰しも自らの意思で生まれてきたわけではないけれども、この世に生を受けるというのは、奇跡とも言えるほどの確立の希少性をくぐり抜け、手に入れた幸運。オギャアと生まれたその日から、偶然とも必然とも言える人との出会いを繰り返し、人間関係を築いていく。それを吉とするも凶とかえすも全て自分次第だと思うのです。

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(奈良 秋篠寺 境内苔庭)

世の中には争い事が絶えませんが、人として生きる事の誇りの一つに「争わない」事をかかげています。人が二人以上集えば社会が生まれ、摩擦や軋轢も生じるでしょう。これを出来るだけ少なくし、寄り添い、豊かに共存するには「力」がいるのです。その力とは、「理解力」です。周りに穏やかで優しい人に恵まれ、その方達から学んだのは、彼らは皆一様に理解する力に長けており、「まあ、そういうこともあるわね。」という大きな包容力のある事です。他者に対して攻撃的であったり、不平不満が多い人に欠けているものです。

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(奈良 円成寺 本尊阿弥陀如来)
よく、「許し」ということについて語られます。他者を許す事で、自ら解き放たれ豊かな気持ちで過ごせる云々といった類の、宗教論などを読むと、「う~ぅん!?」と首をかしげてしまいます。これには限界があるし無理があるなあと思うのです。それと同時に、人を許すなどと言う高慢ちきが、心底許しているとは到底思えない。人を上から見下した鼻持ちならない行為だと思うのです。どうしても許しきれない不条理については許す必要など無いと思っています。この世に蔓延る暴力や戦争や差別や貧困など許す必要ないのです。「許す」事を吹聴する宗教にかぎって戦争を繰り返すという歴史が、「自分が正しい」と信じ込む事の恐ろしさを語っています。
違いを認めて互いに理解し合う所に平和が訪れると信じています。

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(奈良 円成寺  本堂内柱絵「聖衆来迎図」)

まずは一番小さな社会の単位、「家庭」「家族」「身近な友」との関係に争いが無ければ、徐々にその単位が大きくなった時、争いのパワーも減少し、平和な社会へと移行していくと信じます。血の繋がりのある親、兄弟、子孫と仲良くできずしてどうしようか。気の合う合わないはあって当たり前。なぜそうなのか?なぜそうなったのかに思いを巡らし、相手を理解すればするほど腹立たしさや諍いは徐々に収まり、自分以外の人や物を受け入れられるようになるのです。「我(われ)が、我が、我が!」 、”me, me, me, me, me and me!”と叫ぶ樹には「美味しい実」は成らないのでしょう。

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(奈良 柳生の森)

昨年は、親の死を乗り越えなければならず、周りに思いを張り巡らせる余裕が無かったかもしれません。元気もあまりありませんでした。その分、優しい人たちにいっぱい情を頂いた一年でしたし、そのお陰で自分に優しく出来た一年でした。哀しみに沈んでいる人への慰め方を知らなかった未熟者が、沢山の方に教えて頂いた一年でした。哀しみや痛みは実際に味わった者にしかわからない。人を理解するには経験を積むことが必要で、その都度その事にまっすぐに向き合っておれば、それは肥やしの様にわが身に沁み込んでいくもので、今は無理でもこの先に、同じ思いを抱く人の助けとなれる日が来ればいいなと思います。
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(奈良 柳生の森)

年齢ばかりは大人になっても、分からない事だらけのこの世を、今年も思う存分楽しんでみようと思います。学ぶ事は山ほどあるし、我が身を呈する場もいくらでもあると期待しています。今年の抱負は”Enjoy this world!”です。

具体的にはまた記事を改めて。

今年が皆さまにとって幸多き一年でありますように!
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by kaori40712007 | 2012-01-07 23:39 | 哲学・生き方 | Comments(4)
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楽しい日々♪


by マダムSadayacco
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