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やっぱり秋はココでしょう♪ この世の浄土「浄瑠璃寺」

京都府木津川市加茂町の浄瑠璃寺に来ています。

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もう、この世でここほど美しいところはないと思っています。

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人も物も何もかも、唯そこにいて美しいというのがイイ。

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だから、息づかいだけで通ずる人とここで過ごすのが一番。

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言葉など一つも必要ない、唯そこにいて・・・というのが一番。

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by kaori40712007 | 2011-11-29 19:44 | 神社仏閣・仏像 | Comments(6)

ダリダという人♪



強く惹かれる女性は、今は亡きフランスの歌手ダリダ。

美人は多いけれど、年齢を増すとともにさらに美しくなる人というのは稀有だ。

彼女は、イタリア系のエジプト人でかつてその美貌で「ミスエジプト」だったのだけれど、その後女優を目指しパリへ上京。いくつかの映画に出演したものの、鳴かず飛ばずで、酒場で歌っているところを歌手として抜擢され、54歳で自死するまでイタリア語、アラビア語、英語、スペイン語そしてドイツ語を操る美しい歌手として世界に名を馳せた。

ハスキーな声と容姿の華やかさ愁いを含んだオーラは、彼女が狂おしいまでに男たちを愛し、その深さゆえに三人とも自死に追い込むという悲しい歴史が物語っている。

深みのある女の美しさというのは、喪失感と闘った後に身に着くものと思っている。恋多き女が艶っぽいのではない。その恋も、昇華してしまってはきっと女の真の美しさに繋がらないと思う。未亡人が引く手数多なのは、愛するものを失った女の美しさに男たちが惹かれるからだろう。愛していない夫を亡くした女性は美しくはなれないのだろうな。

アラン・ドロンの「甘い囁き」を、”言葉なんて要らないわ。♪”と、ヒラリフワリサラリとかわしながらも、本当の愛だけが欲しいのよと響く彼女の声はとても切ない。
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by kaori40712007 | 2011-11-21 20:39 | イイ女シリーズ | Comments(2)

Face to Face♪



前日とはうって変わって、うす曇りのけいはんな記念公園
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何と最近の陽気のせいで桜が狂い咲き。戸惑いながら咲く花のなんとか弱い事よ。
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30年来の親友が訪ねて来てくれた。女性の場合、四十代が花盛りかなと思ったりする。
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十代の頃出逢って共に成長してきたわたくし達、その頃は子どもで、世の何もかも分らず、己の事もよくわからず、感性が惹き合うという理由だけで共に時間を過ごした。
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ここのところがとても重要だったのだろうと今にして思う。「素」のままで時間を共有できる心地よさが良い。
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そして、30年後の今、熟した花のように共に自分たちの香りを放ちながら会話が弾むことが愉しい。
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公園の中には地元の伝承工芸である相楽(さがなか)織物を体験できるコーナーがある。(要予約)

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機織りの音が紅葉の中響く。木綿かすりの着物は風合いが柔らかく、着てみたいなと思わせる素朴さがある。
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人もまた同じ、縦糸と横糸の様に一織りごとに模様を刻んでいく。
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”Face to Face”が、一番!

顔を合わせて、会話し、美しいものを見、美味しいものを楽しんでいきましょうね。

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by kaori40712007 | 2011-11-21 00:07 | 自然 | Comments(0)

シドニーのジェントルマンとお散歩♪



赤い季節が大好きで、独り歩いた「けいはんな記念公園水景園」。

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途中から散歩仲間が出来ました。

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シドニーから日本に独り旅しにやって来たAlanは、ガーデンクリエーター。

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しきりにスケッチやメモしながら、水景園をじっくり見ていました。

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広い庭園にはそれぞれにお気に入りのスポットというのがあると思うのですが、偶然にも一致し、話が弾みました。

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この公園は毎日何人かのガ―ディナーがていねいに手入れをし、誠に美しいのですが、外枠の森の散歩道があまりにも人工的でそこが気に入らない所まで似ていました。

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気の合う人というのは老若男女、洋の東西を問わずいるものです。

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一期一会、まさにそんな言葉がぴったりの秋の空の下、楽しいひと時でした。
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by kaori40712007 | 2011-11-19 19:55 | 男と女 | Comments(0)

それは愛♪




関西学術研究都市の「けいはんな記念公園水景園」に来ています。

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今月末までが紅葉の見ごろです。


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真っ赤なもみじも負けるほどのお熱いお二人を発見!


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台湾からのお客様です。


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愛し合うもの同士から放たれるエネルギーのなんと輝かしいことでしょう。


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気持ち良く笑顔をプレゼントしてくださいました。


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錦秋を圧倒する華やかさでした。


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末長くお幸せにね。♪
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by kaori40712007 | 2011-11-18 18:10 | 男と女 | Comments(2)

Falling leaves♪



あなたの血潮がわたしの中で燃えるとき

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内なる色が溢れ出る


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あなたの血潮がわたしの中で燃えるとき

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その瞬きに全て懸け


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溶け合う香りに酔いしれて

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時の流れも何もかも

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はるか遠くに消え果てて

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永遠(とわ)の命を得たりけり

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得たりけり
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by kaori40712007 | 2011-11-17 08:37 | 男と女 | Comments(2)

怒ってばかりの先生、怒ってばかりの親♪

幼いころ親はいっつも怒ってばかりで、学校行くと先生は怒ってばかりで、大人になるってことは

とっても辛い事なんだなと思っていました。


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朝起きれば、「早く朝食を食べなさい。」「早く着替えなさい。」「早く学校へ行きなさい、遅れるわよ!」の連呼。

学校へ行けば、「静かにしなさい。」「並びなさい。」「さっさとしなさい。」「どうして忘れものするの?」云々。

まるで既製のロボット作りをされているようで、少しでも枠組みから外れれば不良品として疎まれ、型に無理矢

理はめ込まれる感じがして窮屈でしかたなかった。


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「あなた達はいつも走りながらものを考え、決して忘れ物したり時間に遅れる事はないのですか?大人っての

は偉いんですね。叩かれたって罵倒されたって、わたくしは自分で納得いくまで動かないし、大人の子どもに

対する威嚇は卑怯だと思っているからね、そんな大人に傷つけられる事は決してないから、好きなように力を

ぶつければいいです。」

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子どものくせにそんな事を考えて大人になりました。子どもの顔をみると説教たれる大人から解放され、早く

自由な大人になりたいと思っていましたし、大人になったら絶対に幸せになれると夢見ていました。この世でも

し自分が何か世の役に立つとしたら、きっと、大人から不当な圧力をかけられている子どもたちを救うことでは

ないかと思っています。自己実現のためにわが子を利用している親達に、子どもの人権について語る事だと

思っています。「あなたのためを思っていっているのよ!」という親は、子どものためと本心から思っているよう

でも、そこに一かけらでも自己満足が宿っていれば子供は見抜きますし、寂しい想いをします。

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「子どもに勉強しなさい、しなさい。」と言うお母さんに限って自分はソファで寝転がってTVを見ていたりして、

時事に疎そうだし、「貴女は最近どんな本を読みましたか?」とか聞いてみたら、「忙しくて読んでない。」という

答えが十中八九返ってきます。友人とのランチには興じているくせにね。我が子の剣道の試合で「ああ攻めろ

こう攻めろ!」という親に限って、自ら竹刀を握った事のない人だったりするので笑ってしまいます。その子ど

もに「代わりにお母さんに闘ってもらおうか!?」と悪戯っぽく言うと、子どもは必ず嬉しそうに笑います。

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その子が何を考え、何に興味を示し、何を欲しているかを、芯まで見つめた大人だけが、その子どもに意見す

る資格があると思っています。そうでなければ、清潔な衣服と、栄養ある食べ物と、安全な住居と、文化的な

生活を送れるべき教養を提供するにとどめるべきです。

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それよりなにより、子どもに何かを要求するのなら、自らが日常の生活の中でそのように振る舞うべきです。

黙っていても子どもは大人達を見て育つのですから、大人がしっかり生きていれば何も多くを語らなくてもよ

いわけです。よく勉強する親の子は当たり前のように習慣として勉強するし、よく働く親の子は、労働を愉しい

ものをしてとらえ積極的に働きます。怒ったり威嚇する大人のそれは、自分のだらしなさ、自信の無さの現わ

れです。そんな大人の言うことに、子どもは振り回される必要が無いのです。ここの所を子どもたちにどのよう

に伝えていけば無粋な大人達から守ってやることが出来るのでしょう。


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一方、ゆっくり待ち、黙って子どもを見守る事の出来る懐の深い大人に恵まれた子どもたちは幸せです。自分

だけが何か特別なものであるかのような威張った態度など一つもなく、自然や周りの人たちと仲良く溶け合っ

て、愉しく慎ましやかに過ごしている大人に包まれて育つ子どもは幸せです。昔は子だくさんの家庭が多く、

一人一人の子どもに目が行きとどかなかったことが、子どもの自主性を産んでいたのかもしれませんね。

そして、一見便利な電化製品や電子機器がなく、大人達の生活に透明性があった事が、「親の背中を見て育

つ子ども」を多く輩出したのでしょう。時間の流れるスピードがゆっくりな事は幸せな事なのです。

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(写真はすべていつもの散歩道♪ この町から離れて遠くに住む友たちへ)
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by kaori40712007 | 2011-11-14 10:13 | 育児・教育 | Comments(4)

育児へのこだわり♪

長女を妊娠中、夫の前職の社宅に住んでいて、築50年のそこにはシャワーのない小さな浴室が付いていた。けれど、浴槽があまりに小さくて、臨月間近になると、体が収まりきらなくなったので、近所のお風呂屋さんを利用することが多くなった。大きなお腹を抱えてお風呂屋さんに行くと実に多くの女性から声を掛けられ、お産のノウハウや育児のアドバイスなど盛りだくさんの情報を得る機会に恵まれた。

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女たちは、お産の話となるとまるで手柄話のように嬉々として語るし、お孫さんまでいる方達は自らの育児の失敗話や後悔なども語られその後の育児の大いなる参考となった。昔は長屋でこんな風に女性達は、人生の先輩達からアドバイスを受け暮らしていたのだなと思ったものだ。そんな中でもいまだにひときわ輝いている言葉がある。笑顔の素敵な貫録たっぷりの50前後の女性だったと記憶している。

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「どんな子供が生まれてきてもあんたの子どもや、大事にしたげや。ほんでな、どんな時でも母親っちゅうのはデーンと構えてるもんやで。そうしとったら子供はすくすく育ちよるわ。」

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子育てをしていると実にいろんなことに出会うし日々新たな発見であるが、この言葉を支えにしていると、全てうまくいくように思う。せきも騒ぎもしない笑顔で楽しそうに暮らしている母親のもとで、子どもは心の平安を持ち、自分や周りの人々ときちんと向き合って過ごせるのだと信じている。育児には哲学が必要だと思う。揺るぎない信念とか自信とかを持っていると、母親自身も安定し、自らの時間を豊かに持てるのだと信じて疑わないし、教え導いてくれた先輩達にとても感謝している。

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by kaori40712007 | 2011-11-13 10:05 | 育児・教育 | Comments(0)

美しくないお母さん

公衆の面前でわが子を敵の様に叱り飛ばしているお母さん、時々見かけますよね。

でも、これ東洋人に多いのです。西洋ではあまり見かけない光景なんですね。

儒教の精神で「親を敬え!」というのはとてもいい事だとは思うのですが、それを履き違えて、

子どもの人格を軽んじていいというわけではないと思います。


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もし自分が人前で、激しく叱られたらどうでしょうか?人格を貶められたような屈辱感を覚えますよね。

敬われるべき大人のする事ではないのです。少しプライベートな場所を探し、諭すように教えないと効果はゼ

ロです。人格を尊重されてこそ、自意識が高まるし、他者に対しても寛容になれるというもの。そして、自分の

事を大切に育ててくれた親の事は心から尊敬し大切にするものだと思います。


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スーパーで買い物をしていて、小学生くらいの娘をサンドバックの様にバンバン叩きながら大声で叱り飛ばし

ているお母さんを見かけました。普通なら叩かれる前に防御姿勢をとるのですが、この子は日常的に叩かれ

ているのでしょう。力を抜いて少しでも痛くないように物と化しているのです。表情は虚ろです。一方お母さんは

ストレスやイライラで娘以上に傷ついているように見えました。きっと、このお母さんは幼いころ自らの母親に

同じような仕打ちを受けていたのでしょう。

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子どもの人権が世界一守られているカナダで、もし同じような事が公衆の面前で行われておれば、忽ち通報さ

れ児童保護局が子どもを保護します。でも日本では、躾と称して子どもを打ちのめす風潮がいまだに残って

おり、被害にあっている子どもの受け皿もない。「そんな事はおやめなさい。」と、もしこのお母さんに言った

ら、その後この子は更にお母さんの虐待にあうでしょう。

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「早く大人になって、家を出て、こんな仕打ちを受けるのはあなたの世代で断ち切ってね。そして、こんな形で

しか自分の弱さをぶつけることが出来なかったお母さんをいつか許してあげてね。わたくしも貴女と同じく子ど

も時代を闘って過ごし、長い道のりを経て、やっと心の平安を得たのよ。子どもの頃理不尽な事が多いほど、

大人になってからは生きやすいよ。それまでどうぞ壊れないでね。」

無責任だけれど、そう願うしかなかった無力な自分をとても不甲斐なく思った雨の午後でした。

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by kaori40712007 | 2011-11-12 07:26 | 育児・教育 | Comments(4)

真の教育者♪

娘たちが通っていた小学校の校長先生は、毎朝校門に立って全校生徒に名前を呼び掛け笑顔であいさつし、いつもより元気が無い子には必ず優しい言葉かけをしてくださった。秋になってもノースリーブで登校していたわが子に先生は「おはよう!鉄人〇〇さん♪」と挨拶してくださっていた。校長先生が退官されるとき、娘たちはなけなしのお小遣いをはたいて花束を持って行き先生とお別れをした。

偶然にも、ジムのプールで、先生の奥さんの叔母さんとお友達になり、一人暮らしの叔母さんにも先生はとても優しいとお聞きし、先生を懐かしく想い出した。叔母さまによると、校長先生は、故郷の新潟へ帰り、果樹園を始められ、畑仕事や山登り、スキーを楽しみすっかりスリムになられたとのこと。先生は在職中、学校じゅうに美しい花を育て咲かせてくださっていたので、小学校の庭はいつも華やかだった。きっと先生の育てる果物や野菜は美味しいのだろうなと子どもたちと今でも時々話をする。校長先生にはいくつかの逸話があるが、その中でも印象深いのは、先生が教育実習生時代、生徒として一週間先生の授業を受けた人の話である。当時の少年が40歳になり子ども連れで街を歩いていて先生に偶然遭遇したとき、先生は「やあ、〇〇君、お元気そうですね。」とフルネームでその男性に声をかけられたそうだ。教育実習の頃から一人一人の生徒に真剣に向き合われ、数十年たっても顔も名前も覚えておられる教師がこの世に何人おられるであろうか?真の教育者であると尊敬している。

この校長先生はわたくしの恩人でもある。校長先生と出会ってからわたくしの育児は愉しくて楽しくてたまらないものになったのである。5000時間もの受験勉強をしてつかみとった難関の国家資格を一旦横に置いてでも、子どもたちと一緒にいてその育つ様子を傍で観ていたいと思わした方なのだ。

先生と二人っきりでお話しする機会が与えられたのは、夫のカナダ転勤についていく直前だった。小学校一年生の夏休みを境に長女はカナダの公立小学校へ転校することになったので、出国前にお話ししましょうと、校長室に招待してくださったのだ。

「この校区には、海外転勤されるご家庭がたくさんあります。おそらくお子さんたちは、異国文化や言語の違いから、大きなストレスと不安を抱えられることでしょう。中には途中でお子さんが嫌がるのでと、お父さんを残して帰国される母子もおられますが、出来ればご家族は一緒に生活される方がいいでしょうし、嫌な事があるとそこから逃げればよいという事を教えることにもなりかねない。物事はとらえようによって大きく変わる。違いを認め受け入れることで、心は寛容になりますし、自分のオリジナリティに誇りを持つことで自己表現をする楽しさも現地で覚えられると思うのです。簡単な事なのですよ。お母さんさえ、その滞在国を心から愛し、その国の生活を楽しんでいれば、お子さんはいろんな事を乗り越えられるものなんです。お子さんが心沈み迷うことがあっても、一緒にうろたえたりせず、大きな心でカナダを思う存分楽しんでいらっしゃると良い。帰国されたらしばらくは日本の学校で他の子と違う絵を描くとか、ファッションをしているという様な些細な理由でいじめにあうこともあるかもしれません。けれどもそんなときでも異文化をお土産に持って帰ったのよという様な心持でニコニコ笑っておられればいいと思いますね。お元気でお帰りになるのを待っておりますし、何かありましたらいつでもこの部屋においで下さい。」


目から鱗だった。当時のわたくしは、共働きでいつも時間に追われ、笑うことすら忘れていたのだ。いつもとげとげしていたので、夫だって家事や育児に非協力的だったし、自分の自由な時間が全くなくがんじがらめだった。だから何もかもが中途半端で、納得のいくものが何一つない状態だったのだ。人生は、がむしゃらに頑張れば、いつか報われるときが来ると、わき目もふらずに頑張っていたけれど、自分も含め周りの誰も幸せには出来ていなかったのだ。


まずは自分が生活を楽しんで、歓びに満ち溢れていないと周りの人は幸せに出来ないんだと教えていただいているのだ。母親が生きる事を楽しみ、自らの世界を愛しておれば、子供は将来に希望が持てる。お忙しい先生が、わざわざ時間を割いてまで、ご指導くださっている事は、とても大切な事で、それはカナダ転勤のみならず、これから先の生き方の指針になるほどの大切な教えだと感じた。

物理的に、日本を離れては、仕事にならぬので、一時休業ということになったことが、家庭や家族に想いを集中できる良い転機となった。仕事と離れても、全く仕事が恋しくならぬ事も驚きだったが、それよりなにより異国の地で次から次へといろんな事が起こりそれに対処することで精いっぱいだった。案の定言葉の不自由さから長女は初日から学校へ行くことが楽しくなくなり、言葉のハンデでいじめにあった時などは、精神的に不安定になった。娘の悲しむ姿をみるのは忍びなかったが、わたくしは、家族を職場や学校に送りだすと、バックパックを背負って、カナダの町を放浪し、異文化を十二分に満喫し、子どもたちのクラスメートの保護者たちとも共に過ごす事を大いに楽しんだ。料理は何よりもその国の文化をあらわすもの、互いの家を行きし、いろんなお国料理を互いにクッキングするのはことのほか楽しかった。これに巻き込まれ娘たちも言葉を覚え出し、半年もすればわたくしの通訳となるほどの語学上達をしたものだ。多くの人たちから助けられ、教えられ充実した生活をさせていただけた。1年8カ月後、帰国する頃には、もっとカナダにいたいよと親子ともども泣けるほどカナダが大好きになっていた。

帰国直後、校長先生の仰る通りいじめにあった。GAPの靴の色が、お向かいの家の母子の気に障った所から、始まった「はみご」。はみごと言うより日本独特の異質なものに対する嫌悪感の表れだったのだろうが、校長先生の予言通りだったので笑うしかなかった。そこで、カナダで楽しかった、ハローウィンパーティや、サンクスギヴィング、イースター祭りなどを我が家で開催し、ご近所で大いに楽しむことにした。もちろんいじめた親子も笑顔で招待するのである。信じられないほど幼稚な行いも、怒りを通り越して笑いに変えれば全てうまく行くものだ。楽しい催しものに参加していじめは出来ないし、どうしたって滑稽になる。

そんなこんなで、全て心地よい運びとなった10年前の出来事、校長先生のアドバイスのお陰で、その後の育児も愉しく過ぎて行った。母親は家の太陽、カンカン日照りでは、干からびてしまうし、どんより曇っていては草花である子どもたちはのびのび育たない。母親自身が希望と笑顔に満ち満ちていれば自然と子どもたちはすくすく育っていくものなのだ。


ジムは健康づくりだけでもありがたいのに人間関係まで養ってくれる。折に触れ子どもたちの成長ぶりを叔母様を通して先生にお伝えいただいている。校長先生は、わたくし達の事を今でも良く覚えていてくださっていて、相変わらずの素晴らしい記憶力で、二人の娘のフルネームもわたくしの職業までも覚えてくださっている。次回京都にお立ちよりの際は是非先生にお会いしたいとおばさまにお願いした。なぜなら成長した娘たちを自信を持って先生に見ていただきたいからだ。


子育てというのは、家族単位、あるいは地域社会全体で成り立つものだとつくずく思う。そしてそれを何よりご存じの教育者が傍にいてくださった事をとてもありがたく思っている。
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by kaori40712007 | 2011-11-11 14:38 | 育児・教育 | Comments(0)
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楽しい日々♪


by マダムSadayacco
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