告白好きのおっちゃん達♪
クリスチャンの叔母と久しぶりに会う。
「教会に、S君が来たのよ。38年ぶりよ!」
S君とは、私の小学校の同級生。色白でウェイビーヘアの眼光鋭い男の子だった。足が速くて、頭も良く、気が強いけれども、もろい一面などもあって、私は彼に興味があった。けれども、当時S君は、私にとても冷たくて、私はS君に嫌われていると思っていた。
叔母が教会学校の先生をしていたので、わたしも10歳の事から、叔母に連れられ、聖書や賛美歌を学びに教会学校に通っていた。しばらくして、S君も教会学校に来るようになったが、きつく当たられるので近づかないようにしていた。小学生のころ、学校の休み時間や放課後は、男の子たちとキックベースやドッジボールをして、日が暮れるまで遊ぶのが愉しくて仕方なかった。S君はその中の一人というくらいの想い出しかなく、彼の事は、叔母から名前が出るまで忘れていた。
「S君、私の事は、もう忘れてるだろうなあ~。」というと、叔母から意外な一言が・・・。
「とんでもない、貴女の事が大好きだったんですって。」
嘘だろう!?!?
「『どうして、もっと、早く言わなかったのよ!』って言ったのよ。」と、叔母。
びっくりである。あんなに邪険にされたら、誰だって好かれてるとは思えないよ。でも、とても嬉しいな。
同窓会なんかで、「昔君の事が、実は好きだったんです。」って、言われてみたいと思っていたからね(笑)。
今、S君は細身でロングヘアーで、高級住宅街に住んでいるらしい。
50前で、ロン毛って、何しているんだろう???
妄想炸裂である(笑)。
少女の頃、女性として自信がなくて、好きな人に好きですと言えなかった可愛らしい私。今ではすっかりフテブテシイ自信をつけて、自分が女として、どれくらいのランクなのか客観的に観れるようになっている。おじさんたちが、「好きです。」といって来ても、「はいはい、ありがとね。」といなせるようになった。
昔少年だったおじさんたちは、かつて「好きです。」といえなかった悔いを晴らすかのように、「好きです。」の大安売りである。「好きです。」のハードルは、少年のころのそれよりも、かなり低くなっている事をおばさんたちも知っている。
それでも、好きだったら好きといえばイイのよね。Beginの歌のようにね。
by kaori40712007
| 2013-10-25 08:11
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