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映画 『レ・ミゼラブル』 にシビレル♪



中学二年生の次女が、ハリウッド女優の、アン・ハサウェイのファンで、映画 『レ・ミゼラブル』に行こうというのでシアターへ。三時からのチケットを買おうと一時間前に窓口を訪れるとすでに完売に。仕方なくその後の上映を待つ。

「アンって歌えるの?これ、ミュージカル風の映画なんじゃないの?」などと言いながらシートに身を任せたところ、忽ち彼女の歌の虜になった。

隣の女性なんて号泣・・・、まあ、なんて感情移入の素晴らしい女優さんなんでしょう。ヒース・レジャー主演の『ブロークバック・マウンテン』で、友人の妻、南部美人の役を見事にこなしているのをはじめ、『プラダを着た悪魔』『プリティー・プリンセス』『アリス・イン・ワンダーランド』など、綺麗どころをそつなくこなしていた彼女が、スリムな身体を更に10キロ以上減量しての汚れ役・・・フランス革命以降の混乱期に、貧しさゆえに身を落とし、絶望の中歌う姿は、観る者の心を奪ってしまう。このシーンだけでもこの映画は価値がある。

ドクトル・ユーゴー原作の『レ・ミゼラブル』は、人の持つ孤独や絶望感、愛や正義や善悪を余すところなく表現している。正義を貫こうとするあまり自分を追い詰めていく刑事役をラッセル・クロウが好演している。歌も本当に上手い。本場ミュージカル舞台の役者より上手いかもよ。

誰もが認めるヒュー・ジャックマンは、期待通りの熱演。オーストラリア男性はスケールが大きくてすご~く大好き。

愛するって割に合わないこと多いじゃない!?でも、計算せずに身を削って愛した人は、孤独に陥らないのよ。「死」よりもこわいものは「孤独」。善悪の判断抜きで、相手を許し受け入れる心は、間違いなく相手のハートをとろかし、優しくそして平和にさせる。割に合わず苦しいことが多いなか、愛し愛されこの世を精いっぱい生きたらば、「死」んで、やっと楽になれる・・・そんな事を教えてくれる映画だった。

娘の歳に母と親友と三人で観た、ミュージカル映画『ウェストサイド・ストーリー』並みの感動だったな。



by kaori40712007 | 2013-01-14 22:33 | 文化・娯楽 | Comments(4)
Commented by xxluffyxx at 2013-01-15 15:48
年末に母と娘と観てきました。
舞台に負けず劣らずの出来でしたね。
私はいつもエポニーヌにかなり感情移入してしまいます。。
舞台も同じ女優さんでした。

号泣しました。もう一度観れたら観たいです。
Commented by kaori40712007 at 2013-01-15 19:52
もうねえ、私も後半ほとんど泣いてましたよ。
映画でミュージカルさながらの臨場感を出せるのは稀有ですよね。分かるわあ~、コゼットが愛を受ける女神なら、エボニ―ヌは与える女神。後者に共感する女性が圧倒的に多いでしょうねえ。現実社会はほとんどがこの愛で人々は苦しむからです。この苦しみからしか人は生きているという実感を得られれないのかもしれないと思わせるのがこの映画の凄いところなのかなあと思いました。「愛が欲しい」と思っている間は孤独で、愛する対象が出来た時人は無上の喜びを見出すのでしょう。
Commented by Kuro★ at 2013-01-17 20:53 x
ハイ 私もやられました(T-T )
心が揺さぶられる映画って そんなにないよね。
大きなスクリーンで是非見てほしい作品です。
思わずブラボー!! と拍手しそうになったわよ\(^▽^)/
Commented by kaori40712007 at 2013-01-17 23:48
そうですよね!私も映画で拍手が起こってもイイと思っているのですよ~。今まで見た映画で、『E.T』と『シンドラーのリスト』で、場内拍手が起こった記憶があります。この映画のラストでフランスの国旗が若者たちの手によって大きくはためくシーンは本当に美しいと思ったので拍手が起こるかと持ったのですが・・・残念です。
これから、益々たくさんの美しいもの、ハートを揺さぶられる物に触れて、外からの美容液と共に内からも綺麗にしていかなくてはね(笑)♪
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楽しい日々♪


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