ダリダという人♪
強く惹かれる女性は、今は亡きフランスの歌手ダリダ。
美人は多いけれど、年齢を増すとともにさらに美しくなる人というのは稀有だ。
彼女は、イタリア系のエジプト人でかつてその美貌で「ミスエジプト」だったのだけれど、その後女優を目指しパリへ上京。いくつかの映画に出演したものの、鳴かず飛ばずで、酒場で歌っているところを歌手として抜擢され、54歳で自死するまでイタリア語、アラビア語、英語、スペイン語そしてドイツ語を操る美しい歌手として世界に名を馳せた。
ハスキーな声と容姿の華やかさ愁いを含んだオーラは、彼女が狂おしいまでに男たちを愛し、その深さゆえに三人とも自死に追い込むという悲しい歴史が物語っている。
深みのある女の美しさというのは、喪失感と闘った後に身に着くものと思っている。恋多き女が艶っぽいのではない。その恋も、昇華してしまってはきっと女の真の美しさに繋がらないと思う。未亡人が引く手数多なのは、愛するものを失った女の美しさに男たちが惹かれるからだろう。愛していない夫を亡くした女性は美しくはなれないのだろうな。
アラン・ドロンの「甘い囁き」を、”言葉なんて要らないわ。♪”と、ヒラリフワリサラリとかわしながらも、本当の愛だけが欲しいのよと響く彼女の声はとても切ない。
by kaori40712007
| 2011-11-21 20:39
| イイ女シリーズ
|
Comments(2)
Commented
by
瑠璃☆
at 2011-11-21 22:19
x
ああ…
そうなのだわね。
美しい人というのは、成就してしまったことからではなく、喪失感から生まれる哀しみを伴ったことから作られるもの。
なんだかとっても納得♪
アランドロンが素敵!
この女性も色香がある~
私もそうありたい。
いまだ頭を掠める一年以上前のことから、私もエキスをもらえているのかもしれません。
女って、すごい可能性を秘めているのね!
やっぱり女に生まれて良かった^^
そうなのだわね。
美しい人というのは、成就してしまったことからではなく、喪失感から生まれる哀しみを伴ったことから作られるもの。
なんだかとっても納得♪
アランドロンが素敵!
この女性も色香がある~
私もそうありたい。
いまだ頭を掠める一年以上前のことから、私もエキスをもらえているのかもしれません。
女って、すごい可能性を秘めているのね!
やっぱり女に生まれて良かった^^
0
Commented
by
kaori40712007 at 2011-11-21 23:19
瑠璃ちゃんは今どんどん艶を増しておられる真っ最中だとこの一年間を拝見させていただいておりましたよ。惚れて向き合うと言う事はとても勇気のいる事です。苦悩や煩悩が全て露呈するので本当にエネルギーがいるのですよね。そこから解放されるだけなら楽になれるのですが、そうではない。失ったものの大きさに向き合わなければならないのですから闘いになるわけです。剥き出しになったハートは傷つきやすくなっていますから、とても辛いのですよね。これを乗り越えて行くうちに脱皮するのだと思っています。女は生来男より強く出来ていますから、美しく脱皮できるのでしょうね。アランドロンに「君は美しい愛している。」と言われても、「言葉ばっかりね。」といなせるのはダリダくらいしかいないと思っています。妖艶でしょう!?