京の町家で英会話レッスン♪
このコマーシャルを覚えておられる方いますか?(笑)
タレントでもあり、京都外大教授でもあるジェフ バーグランド氏は、日本に住んで39年、その流暢な日本語と
日本文化をこよなく愛するアメリカ人として有名。息子さん達の名も、健・龍之介・漱石というのだからすごい。
先日京都木屋町を散策した折見つけた彼の英会話スクール、江戸末期の町家にだなんて素敵でショ。
数年前、京都国際会館で彼の講演を聞きました。国際交流に興味があるし、彼がどのように日本語を習
得したかを知りたかったからです。結局わかった事は、語学力はもちろん個人差はあるとしても、その国の
文化にどれだけ興味と愛着があるかで、習得の差が出るのだということでした。話術の巧みさと人柄の良さで
講演会は国際会議場のメインホール満員で、とても朗らかな雰囲気に包まれました。日本人以上に日本語を
丁寧に使っておられ、我が母国語はこんなに素敵な言語だったのかと嬉しくなったものです。
講演後、化粧室の前に列ができ並んでいると、ジェフ氏が通りかかり、声をかけて下さいました。
J氏
「前列右から二番目に座っておいででしたね。講演を楽しんでいただけたでしょうか?」
わたくし
「それはもう!質疑応答のお時間が削除されましたが、今一つ質問申し上げてもいいですか?」
J氏
「どうぞ、どうぞ!」
わたくし
「先生の日本語はとても流暢ですが、夢では何語でお話しになっていますか?」
J氏
「面白い質問だなあ~。考えた事もなかったけれど、そうですねえ・・・日常生活とまったく同じですよ。」
わたくし
「わたくしはロシア語やイタリア語は喋れないので、つたない英語で彼らとコミュニケーションをとりますが、夢の中では、ロシア人の友人とはロシア語で、イタリア人の友人とはイタリア語でしゃべっているんです。彼らが子どもたちと母国語で話しているのを聞いた響きのまま、その言語が夢の中では出てくる不思議さを楽しんでいます。」
J氏
「なんとも興味深い話ですね。いつもの講演でも、こんな面白い質問が出れば良いのにと思います。次の講演に行かなくてはなりませんが、いつかこの話の続きが出来るといいですね・・・。」
と、素敵な微笑みを残して立ち去られました。いつか機会があれば、この続きの話をしてみたいと思っています。まずは、”Do you remember me?”と、問うて見なければ。(笑)
by kaori40712007
| 2011-05-20 23:06
| 語学
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